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これが有ると無いとで大違い
First Aid
ESSENTIALS
まず必要な情報


病気自体の情報は医師やWEB、
書籍などから得てください。
ここでは、僕の体験に基づき、
実践的に他の方々にも役立つ情報として
以下の4項目を列挙しています。

1. 入院初期の患者の状態について
2. 入院初期に必要となるものリスト
3. ある程度回復した後に必要と
  なるものリスト
4. 家族がやるべきことリスト

1. 入院初期の患者の状態について.

まずは、覚悟をしておくことです。

入院初期(ICU内)の患者の状態
・頭痛以外は何も感じ無いほどに痛みがひどい、それに伴うイライラ。
・寝返りすらうてないほど、全身ほとんど動けない。
・蚊の鳴くような声で単語を発するのがやっと。
・食事はほとんと食べられない(匂いで吐いてしまう)。
・痛み止め(定期飲み薬)+座薬 が効けばよいが、あまり効かないときもあり、
 ひたすら我慢あるのみ。
・ICUではかなり自由に薬を出してくれるので
 (もちろん上限があるとは思うが、病棟より大幅に制限が緩い)、
 必要なだけ活用すれば良いと思う。
・手首を動かして届く範囲内でないと、ナースコールを探すのすらままならない。
 家族が居てくれる時間は家族に取ってもらうが、
 周りに誰も居なければ何とかして自力で訴える必要有り。
 (僕の場合はベッドに取り付けられた柵のようなものを何かで叩いて、
 カンカン鳴らすことで看護師さんに気づいてもらった。あまりオススメはしない。)
・常に38度以上の熱があり、フーフー状態。
・ICUには家族以外入れない。
・緊急時以外のICU(急患の居ない時)は、病棟の看護師さんたちよりも
 余裕があり、いろいろ世話を焼いてくれる。
・個人的な意見としては、窓の無い部屋が苦痛でなければ、
 ICUにはできるだけ長くいられた方が本人は楽だと思う。(10日間とか)
・僕はICUには6日間お世話になったが、
 病棟に移るタイミングを聞かれた際、「良ければ病棟に」
 みたいな感じだったので、もう少し居てもいい気がした。
 (もちろんリハビリが進みにくくなってはしまうが)


2. 入院初期に必要となるものリスト.

(僕は真冬だったが、季節によって多少変わるかも)

頭に浮かんだ順なので、重要度とは無関係です。
・耳栓(僕の個人的なオススメはMOLDEXのCAMOという製品です)
 同部屋や隣の部屋がうるさい、ということはほぼ毎日のようにある。
 少なくともこの製品には金属が含まれていないので、僕が苦手なMRI検査にも使用可能
 (轟音を10分間近く聴かされて発狂しそうになるので、耳栓を使うとかなり快適)
 入れ方によっては、普段から耳栓を使用してもよい。
 少し浅めに装着することで、看護師さんの声は聞こえる状態を維持しつつ、
 周りの部屋の騒音はほぼ聞こえなくするような使い方が可能。
 ただし、使いすぎは耳の病気を招く恐れがあるので、
 できれば1日2-3時間程度までの装着に止めておいた方が無難。
 耳に違和感を感じたらストップ。
・音の鳴らない卓上置き時計(アラームは切ってね!)
・目薬
・不織布マスク
(日替わりで使用。1個ずつ個装されているものを20枚くらい、
 必要に応じて追加。)

・筆記用具と小さめのノート
・防寒グッズ(布団の上からかけられるもの、軽くて暖かいもの)
 看護師さんに確認すると、「きちんと消毒/クリーニング済みのものである」
 必要があるという人もいるが、
 患者さんによっては普段から履いているパンツを履くくらいなのだから、
 直接肌に触れなければ(触れても)問題はないだろうというのが、僕個人としての認識。
 通常の服が着られる程度まで回復していれば、必要は無くなる。
・普段使いの靴下、登山用など厚めの靴下、ヒートテック靴下のいずれか
 僕は入院後16日めまで、あまりの頭の痛さで全く気づいていなかったが、
 手術室での手術(今回少なくとも3回は受けた)を受けたあとは必ず、
 「エコノミー症候群対策の靴下」を履かせられる。
 感じ方は人によるかも知れないが、この靴下を履くと相当キツく足を締め付けられる。
 頭の痛みに少しでも耐えられる瞬間が訪れるや否や、すぐに脱いでポイしてやった。
 でもそのままでは(病室内の気温が26度とかでも)足が寒いので、
 何らかの緩めの靴下を履くことになる。
 耐えられるのであれば、エコノミー症候群対策がベストな選択らしいが、
 僕にはとても我慢できなかったので、厚手の登山用靴下を履いていた。
 体用の防寒具は持っていなかったので、
 熱が38.5度くらいあると常にシバリング(ガタガタ震える)状態だった。
 ちなみに寝たきり状態が2週間を超えたあたりから、
 病院の通常の布団の重さに体が耐えられなくなり、タオルケットを
 二枚重ねで使用していた。
 それでも寒いので、バスタオルや家族に持ってきてもらったフリースなどを
 上からかけて耐え忍んでいた。
 (因みに病室の室温は26℃くらいはあったので、
 見舞いに訪れる人は「暑くないの?」と言う。
 ガタガタ震えながら「寒いんだってば!」と答える。
 とにかく食事を食べられない間は、体が寒く感じる)

・(主治医の許可が降りれば)スマホあるいはガラケー
 ちなみに僕は約1週間で許可は降りたものの、スマホの画面を見ると1秒で
 激しい頭痛がしたため、結局最初に使ったのは入院約1ヶ月後だった。
 入院前、普段から息子の動画や音声を撮りためていたので、
 会いたい時、それが大きな心の支えになってくれた。(動画はいい!)
 乳幼児は病室には進入禁止なのでなかなか会えない。
・家族の写真(写真立て+小さなアルバム):死にたくなる欲求を止めてくれる
・リップクリーム(僕のように前から倒れて口に怪我を負った人のみ)
・ハンドクリーム(リネン類を触り続けると手がカッサカサになるため。
 ただし吐き気を刺激しないため、できるだけ無臭に近いものが良い)
・爪切り(切った爪が飛び散らないようになっているもの)
・ティッシュ(できれば柔らかめのやつ)
・ウェットティッシュ(1日2枚くらい必要)
・綿棒
・髭剃り
(毎日剃れるくらい元気な人は普段使いの電動髭剃りでOK)
 ただし少なくとも初回は髭が伸びていて、電動髭剃りでは大変だと思う。
 シェービング剤(または石鹸)+通常の手動の髭剃り
 (シックとかジレットとか貝印とか)の方が確実に剃れる。
 看護師さんによっては伸びた髭を見るに見かねて沿ってくれる。
 普段髭を伸ばさない僕にとっては至福のひとときだった。
・歯ブラシ+コップ(アメニティに付いていないなら)
 恐らく無いとは思うが、病院によっては、
 嘔吐用の入れ物も個人で用意する必要もある可能性あり
 アメニティ料金は思っていたより高い(月4万円ほど)なので、
 払いたく無い気持ちもわかる。
・冷えピタ
 (入院初期〜中期の、自分で立てない期間においては、
 冷蔵庫に入れたものは全て看護師さんに
 頼んで取っていただく必要があることに注意)
・卵ぼうろ、巻き寿司、フルーツなどの差し入れ
 (年中OKなのはバナナ、冬場はみかん。
 病院食が食べられない段階においては必須)


・体がほとんど動かない初期状態では、ナースコールの位置を常に把握して、
 すぐに手の届く位置に引っ掛けておいてもらうことが重要。

 (寝返りすら打てない状況においては、とても大事)
 ナースコールが見つけられず、15分以上待って、たまたま近くを通りがかった
 看護師さんに、蚊の鳴くような声で助けを求めたが(全く聞こえなかったらしく)、
 無視された経験あり。
 基本的に看護師さんたちは皆発声がしっかりしている(声がでかい)。
 これは、老人など耳の遠い患者と数多く接するうちに自然とそうなるんだと思う。
 でも僕には静かに接してほしかった。
 入院5日目くらいから、耳はほぼ普段通り聴こえていたので、
 激痛に直結するデカい声で話すのは本当にやめて欲しかった。


3. ある程度回復した後で必要となるものリスト.

(主に身体面での回復後)

同じく頭に浮かんだ順なので、重要度とは無関係です。
・院内歩き用、リハビリ用靴(紐なしで履けるものが望ましい)
・防寒着(上)。僕はユニクロのフリース(前がチャック式になっているもの)
 を2日おきに交換して使用していた。

・(頭の手術前用)喉に巻く用の防寒具(ユニクロや無印ので可)、
 内側がボアってる製品の方が保温効果が高い。

・ペットボトルのお茶、スポーツドリンク
 (ある程度食欲が戻るまでの間は、1日2リットルくらい電解質の点滴を受けているが、
 元気になるとポカリスエットなどを口から摂取したくなる。
 基本常温が体に優しくていい。)
・イヤホン(テレビを見る人はコード長めのやつが必要かも)
・書籍、雑誌、ラジオ(本人が望むものを)
 スマホで音楽が聴ける状態にまで回復したなら、僕の音楽も聴いてみてください。
・洗顔用フォーム+タオル(立って歩けるようになってから)
・A4サイズのクリアファイル(何か書類を渡された時にまとめておく)


4. 家族がやるべきことリスト.

(入院直後から退院まで)

こちらも別に重要な順ではありません。
・今回くも膜下出血になってしまった方の仕事先とのやりとり
・主治医、看護師とのやりとり
・家族とのやりとり
・なかなか受け入れられないとは思うが、できるだけ万一の場合の覚悟をしておく
 本人に意識がない場合には、重要な選択を迫られる場合もある
 主治医、他の家族とよく相談して決断すること。
・事情を話せる友達がいると気持ちを保ちやすいかも
 (部分的にでも事情を話せるくらい心が許せる友達が1-2人でも居れば、
 少しは気持ちが楽になるかもしれない)
・書類などの早めの手配
・病院内の地図把握
(売店、リハビリ室など)
・病院によって異なる「ハウスルール」の熟知と遵守
・お見舞いを包んでくださった人と額面の把握

 (退院祝い、快気祝いをお渡しするための準備)
・日々の通院(お見舞い、介護)による疲れを癒すための手段
 お風呂、あずきのちから、それに僕の音楽もぜひご活用ください!
 長期間に渡って病院(病原菌だらけ)に通うことになりますので、
 ご自身の健康は何としても死守してください!
 (倒れた側の人間がこんなこと言ってすみませんが)
・周りに頼れる人がいるなら、自分の体力/精神に限界が来る前に頼りましょう。
・心が喜ぶ好物、甘いもの(食べ過ぎ注意)
・バランスの取れた食事、特に酢を使った食事を摂ることは大事
・命のスープ
(by辰巳芳子先生)



 僕が入院したのは真冬だったため、このようなリストを考えましたが、
 ひょっとすると夏場は大幅に異なるかもしれません。

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本当、大変でした。
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